ダイオキシン、農薬など青汁は有害物質を体外に排出する
現代人は、いつの間にかたくさんの有害物質を蓄積しています。
当たり前に、食べる、飲む、息をする、命を養うための行為で体に毒素が入ってしまう時代になってしまいました。
ダイオキシンや農薬など、体内に蓄積して問題となる有害な化学物質を「環境ホルモン」といいます。環境ホルモンの種類はこちらです。
ホルモンと似た構造なので、体内に入ると体が錯覚して反応します。そして本物のホルモンの働きを乱し、体の機能を狂わせてしまいます。
その影響は、乳幼児の生殖器障害、情緒障害や知能低下、子宮内膜症、精子の減少、乳がんの増加などさまざまです。
次の世代への影響が大きいことから特にこれから母になる、または父になる人には大きな問題です
また、一度体内に入ると、なかなか外に出ないのが有害物質のやっかいなところです。しかし、青汁にはこの有害物質を体外に排出する作用が確認されています。
マウスを使った実験でもその効果は認められましたが、さらに人体による研究でも明らかにされました。
実験対象は、14組の夫婦です。それぞれ夫が青汁を飲んで、妻は飲まない7人ずつと、妻が飲んで夫が飲まない7人のグループです。
夫婦は同じような食生活をすることが予想されるため、有害物質を多くとるような食生活の男女とそうでない男女が平均になるようなグループわけです。
青汁グループは、朝食時と夕食時に90mlずつ合計1日に180mlを摂取。それ以外の食事は普通に食べてもらいます。
これを2年間続け、1年目と2年目の2回、血液検査を採取し、有害物質の減り具合をそれぞれ調査しました。
その結果、ダイオキシン類の排出は、1年後で1.4倍、2年後は、1.11倍の割合で青汁を飲んでいたグループの排出量が上回っていました。
また、農業のDDTについては、1年後の排出量で14.7倍と青汁グループが大きく上回る結果になりました。
さらに農薬のHCBでも青汁グループの排出が促進されたのに対して、飲まなかったグループは逆に蓄積量が増加しました。
一般的にダイオキシンが体外に排出さえるのは、5年、10年単位の年月がかかります。それが青汁を飲むことで体害に排出するスピードがアップするということです。
このメカニズムには青汁に含まれるクロロフィルと食物繊維が関わっています
食べ物と一緒に体内に入った有害物質は、小腸で吸収され、血液に乗って運搬されます。そして肝臓などの臓器や、脂肪細胞に蓄積されるのです。
しかし、ずっととどまっているわけではなく、血液の流れに乗ってまた、体内を循環します。
肝臓を出た有害物質は胆嚢を経て、胆汁とともに十二指腸に運ばれます。これがさらに、出発点である小腸に行き、再び吸収。そして体内に運ばれるという循環を繰り返します。
体内を何回も循環している間に濃度はどんどん濃くなります。
永遠に続くこの流れを断ち切るのが青汁のクロロフィルです。食物繊維は、十二指腸から小腸の流れで有害物質に付着。大腸へすすみ、便とともに排出します。