快眠のための行動(昼)
パソコンの入力ミスが2回続いたらサイン
マイクロスリープという言葉を聞いたことがあるでしょうか? 脳は自身の活動を維持するために眠気を出すのですが、その眠気を無視して作業を続けたら、どうなるのでしょう。
脳は、眠気を無視されると神経を修復するチャンスを逃してしまうので、大脳の一部分だけを眠らせながら活動しようとします。
これが「マイクロスリープ」です。マイクロスリープは、覚醒と居眠りの間の現象で、その長さは、2~7秒と非常に短く、私たちはほとんど自覚することができません。
マイクロスリープは、車の運転、パソコン作業、資料の閲覧など、単純な作業をしながら眠らないように努力しているときに起こります。マイクロスリープが起こっているときは、私たちは50%以上の割合でちょっとLたミスをL ています。
読書をしているときに同じ行を二度読んでしまう、車の運転中に白線を踏んでしまい「おっと」とハンドルを切る、パソコンで文章を入力中に、2回同じキーの間違いをする。このような現象がみられたときは、脳が一部分を眠らせているサインです。
日常の仕事場面で、マイクロスリープが現れていませんか?
これは当然、ヒューマンエラーの原因になります。眠気をやり過ごしたことが原因で、膨大なコストが発生してしまうことがあるのです。
そこで、自分がちょつとしたミスをするパターンをあらかじめ知っておき、マイクロスリープのサインに気ついたら、作業を中断Lて1分でも目を閉じまトよう。この1分が、その後数時間の生産性を高めます。また、起床6 時間後にきまって目を閉じることは、このマイクロスリープの予防になります。