アロエベラの抗菌作用

擦り傷、切り傷なに抗菌作用

古くからすり傷や切り傷、虫刺されなどの治療に

アロエベラを使うと早く治ることを体で知っていた

ゼリー状のゲル質に含まれるムコ多糖体だと確認されている

アロエベラは古くから、すり傷や切り傷、虫刺されなどの治療に用いてきました。それはアロエベラの抗菌作用によるのですが、昔の人たちはアロエベラを用いると傷の治りが早いことを経験的に知っていたからでしょう。

こうした抗菌作用の秘密が、アロエベラのゼリー状のゲル質に含まれるムコ多糖体にあることが科学的にも明らかにされています。ムコ多糖体にはウイルスやバクテリアを殺し、患部に雑菌が入って化膿するのを防ぐ働きがあるのです。

研究者ヘガーズは、1979年に、市販のアロエベラのゲル質を用いて、その抗菌作用について試験を行ないました。グラム陽性菌とグラム陰性菌(細菌はグラム染色法という細胞染色法によって、この2つに大別される) のそれぞれの菌に、アロエベラのゲル質を投与したところ、どちらにおいても、細菌の増殖が抑えられました。しかも、その抗菌作用はきわめて強力であることを確認できたといいます。

また、アロエベラには、抗菌作用成分として、アロエシンやイソアロエシン、アロエテン、サポニン(多糖体)などが含まれていて、それらが複合的に作用して、飛び抜けて強い抗菌作用を示すこともわかってきています。

1994年、米国・ベイラー大学の研究チームが、ウィルス性の潰瘍性口内炎に対して、アロエベラに含まれるアセマンナンがどんな治療効果を示すか、臨床研究を行ないました。

90人の患者を3三つのグループに分けて、それぞれのグループに対して、アセマンナンの製剤(ゲル状)とアセマンナンの凍結乾燥ゲルエキス、市販のOTC薬(口内炎薬)を1日4回、その炎症部分に投与されました。

その結果、アセマンナンの製剤(ゲル状)やアセマンナンの凍結乾燥ゲルエキスが投与されたグループは、市販のOTC薬を投与されたグループよりも、早期に治癒することがわかりました。

アメリカの食品医薬品局(FDA)もその有効性を認め、アロエベラの製剤を口内炎薬として認定したので、市販薬としても販売されるようになっています。

なお、外傷や水虫、痔、口内炎などにアロエベラを使う場合は、外用で有効成分を皮膚から浸透させると同時に、体内の新陳代謝を促進させて新しい細胞をつくるために、内服で口からも摂取するといいでしょう。

振り返ってみると、西洋医学は細菌との戦いの歴史といってもよく、約半世紀前にべニシリンを発見して以来、数多くの抗生物質を発見し、その抗菌作用を治療に利用してきました。しかし、抗生物質に村する過信からか、乱用しすぎたこともあって、耐性菌が次々に出現してきて、いまや、抗生物質は無力になりつつあります。

アメリカでは、髄膜炎や院内感染肺炎などの治療に使われるバンコマイシンという抗生物質に耐性をもつ菌が現われたことで、いよいよ抗生物質の時代は終焉を告げるとまでいわれています。

これに対してアロエベラは耐性菌をつくらず、毒性もなく、広い範囲の細菌にすぐれた有効性を示し、私たちの体を健康にしてくれる「自然薬」といえるものです。昔の人たちは、こうしたアロエベラの特性を体験的に知っていたのだと思います。

人類の歴史は感染症との闘いだった

人類の歴史は多くの感染症との戦いに明け暮れてきたが、20世紀に入り、ペニシリンが発見されると、それほど恐いものではなくなった。1928年に英国の細菌学者A ・フレミングが青カビの一種から抗生物質ペニシリンを発見し、1940年代には実用化された。100種類以上の病原菌に効果のあることもわかった。

厚生物質とは

抗生物質とは細菌を殺したり増殖を抑えたりする働きをもった薬のこと。もともとは微生物により生産されたが、最近では微生物を介さず合成することも可能になっている。種類としては以下のように分類されている。

  1. ペニシリン抗生物質
  2. セフェム系抗生物質
  3. マクロライド系抗生物質
  4. テトラサイクリン系抗生物質
  5. ホスホマイシン系抗生物質
  6. アミノグリコシド系抗生物質
  7. ニューキノロン系抗生物質

アロエベラは天然の抗生物質

関連ページ

アロエ効果

ページのトップへ戻る